コロナ対策の閉会中審査を実現

山田 大阪府議会議員(2021年6月)

緊急事態宣言期間の中、2021年度5月定例議会は、会派代表質問が行われない議会となりました。また、常任委員会も開催されず、コロナ対策に係る議論も十分になされませんでした。議会で過半数を取った維新政治により大阪府議会は機能不全に陥っています。

 

本年度、私はコロナ対策を担う健康福祉常任委員会に所属しており、自民党・共産党と5月議会中の委員会開催を要請しました。維新の会が「日程がタイトだ」と言うため、譲歩した結果、閉会中審査を開くことができました。なお、健康福祉常任委員会の委員長は自民党議員が務めていますが、緊急事態宣言や飲食店ゴールドステッカーを所掌する総務常任委員会や、飲食店への営業時間短縮協力金を所掌する商工労働常任委員会は維新の会の議員が委員長を務めており、閉会中審査も開催されませんでした。

 

 

行政への負担軽減という名目で、質問時間が会派毎に質問・答弁合わせて30分以内と制限される中、私はワクチン接種、検疫及び疫学調査(濃厚接触者の特定と隔離)、病床と宿泊療養について、問題を指摘し、改善に向けた提案を行いました。

 

 

通常は、委員会質問の後に知事質問という流れであり、当然私も委員会で明らかにした問題点を吉村知事に質す予定でした。しかし、委員会で全く質問を行わなかった維新の会が「議論は尽くされた」と委員会終結の動議を出し、多数決により強行可決しました。

 

 

市民の皆様にとって、地方議会でどのような議論がなされているかは見えにくいのが現状です。しかし、議会は行政の問題を監視し、軌道修正を行うためにとても重要です。私が今回の委員会で取り上げたことは、それを改善できるかどうかで人の生死に関わることです。そのような議論を否定する今の、維新政治は民主主義社会を揺るがす危機的な状況を招いており、これを打倒しなければ、少数弱者の犠牲を止めることができません。

 

 

しかし、政治離れが止まりません。先日投開票のあった東京都議会議員選挙も投票率は42%に留まりました。これでは政治は変わりません。市民が主役の民主主義社会を取り戻しましょう。なお、私はほとんど毎日Twitterで情報発信をしています。Twitterで頂いた市民の皆様からのご意見もできる限り府政へ届けています。フォーローをお願いします。

 

 

共に頑張りましょう!