山田 大阪府議会議員(2021年11月)
・9月議会前半
大阪府議会9月議会前半は衆議院選挙のため、本来開催されるべき常任委員会への議案の付託が割愛され、3500億円もの補正予算が可決されました。私達の会派が粘り強く要望をしてきた医療体制の拡充や、公共交通事業者(バス・タクシー)に対する感染対策予算10億円が盛り込まれている等、補正予算には賛成の立場を表明しました。
しかし一方で、営業時間短縮協力金の支給遅れの問題や、コロナ感染第4波で大阪府が日本一の死亡者を出したこと等を反省し対策するためには各委員会で十分に議論がなされるべきです。議会軽視と言わざるを得ない交渉会派(大阪維新の会、自民党、公明党)による議会運営には問題を感じずにはいられません。
・衆議院選挙
衆議院選挙では、立憲民主党は所得税減免や大学の学費引き下げ等を掲げ選挙に臨みました。結果は期待する得票を得ることができませんでしたが、私は政策面において、かなり前進をしたのではないかと評価しています。なぜなら、労働組合の連合の皆様にご支持を頂いている以上、働く人の負担を軽減する政策はやはり中心に据えるべきだと考えるからです。引き続き、所得税や社会保険料の調整による恒常的な可処分所得の増額や、働く世代の様々な負担軽減を目指して、政治に取り組んでまいります。
一方で、衆議院選挙が始まるまでに、「大阪府のコロナ対策は尽く失敗をしてきたこと」を府民に伝えられず、逆に吉村知事によるコロナ対策が評価されているという事態を許してしまったことは、大阪府議会議員としての反省点です。大阪維新の会の躍進を許す結果となってしまいました。反省し、挽回できるように取り組みを進めてまいります。
・9月議会後半
衆議院総選挙が終わり、11月には9月議会が再開し本年度初めて、常任委員会が開催されました。私は健康福祉常任委員会の委員ですので、福祉分野では児童虐待対策、介護人材不足対策、障害者の高齢化対策に取り組みました。本来これらの問題にも十分に時間を割き取り組むべきところですが、健康福祉常任委員会ではコロナ対策も担っています。このような突発的な問題に対しては、特別委員会を開催し、平時から取り組むべき一般府政とは切り離して取り組むべきだと考えます。
各政策課題への取り組みにつきましては、Twitterを中心に随時発信・ご報告をさせていただいておりますので、フォローをしていただき、ご意見等をお寄せいただけましたら幸いでございます。
立憲民主党も新代表が決まり、新たなスタートをきりました。気持ちを新たに一層励んでまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。